日本におけるヨーロッパ音楽の導入は、明治初年軍楽隊と唱歌教育が
主導的な役割を果しましたが、とりわけ軍楽隊が早く導入され、明治
2年薩摩藩士31名が横浜の妙香寺で、イギリス陸軍軍楽隊隊長ジョン・
ウィリアム・フェントン氏の指導を受けて始めたブラスバンドが淵源と
いわれています。
その後吹奏楽は軍隊楽の全盛期を経て、戦後はスクールバンドが主流と
なって発展しました。しかし1960年代に入ると外国の高度な演奏に触れ
たり、優れた録音を聴くに及んで、演奏技術の向上、表現力の豊かさな
どが求められるようになりました。ここに至って日本の吹奏楽関係者は
力を結集しようと起ちあがり、1967年1月日本吹奏楽指導者協会を発足
させました。
以来本協会は別項「JBAの活動」にみられるような事業を展開し、斯界の
発展のために活動してきました。そして2000年6月本協会は文部科学省
所管の社団法人として認可され、以来公益法人として重要な役割を果しています。
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